◆構音障害とは・・・
構音(こうおん)障害とは、筋肉や神経の病気により、話すための筋肉が動きにくくなり、ろれつが回らない状態になる障害です。
原因となる疾患により、異なる症状が現れます。
主なものは、
・発音したつもりの音がはっきり出ていない
・違った音が出ている
・話す速さが早くなったり遅くなる
などの症状があります。
◆言語聴覚士によるリハビリ手順
運動性構音障害の治療は、言語聴覚士によるリハビリテーションを行ないます。
①まず訓練を行なう前に、不自然な姿勢や筋肉の緊張を和らげます。
そして頭と頸を安定させながらリラックス状態で始めます。
②次に呼吸訓練をするため、正しい呼吸運動をするための姿勢を指導します。
③そして、空気を急速に吸ったり、息を止めたり、息を吐いている時間を延ばす練習をします。
また、患者さんが息を吐き切った後、言語聴覚士が胸郭を圧迫することで、息を吐く時間をさらに延ばすようにうながします。
④さらに、ストローでコップに入った水を吹く、という練習などがあります。
◆言語聴覚士によるリハビリのいろいろ
話をするときに、空気が鼻に漏れる状態を、鼻咽腔閉鎖不全と言います。
鼻咽腔閉鎖不全によって、発声が鼻に漏れて、開鼻音となる場合、舌圧子を使って軟口蓋を上にあげて母音の発声をさせます。
また、氷刺激を与えることによって、軟口蓋の動きの感覚を戻します。
実用的な発話がなし得ない時や、発話以外の方法を併用した方が効率がよくなるときがあります。
その場合、字を書くことができれば、メモ帳やホワイトボードを使ったりします。
重度の障害の場合は、簡単なジェスチャーや五十音表で指さしをします。



