◆言語聴覚士は高齢社会においても期待される専門職
言語聴覚士というのは、コミュニケーションをとることに障害をもっている人に対して、リハビリテーションを行い、サポートをする専門職です。
現在、耳が聞こえないために、他人が話していることを、理解できない。また、聞こえていても発声や発音がうまくできない。言葉を理解するのが難しいなど、聴覚や言語に障害がある人は、非常に多くいるといわれています。
言語聴覚士の役割は、発声する、会話をする、聞くなどに対して障害のある人に訓練や検査をおこないます。
また医師の指示に従い、嚥下(えんげ)訓練や聴覚を補助するための器具の人工内耳の調整をおこないます。
嚥下訓練とは、食べ物や飲み物の飲み込みが困難な人に行なう訓練で、その機能を回復させ、維持する訓練をします。
現在は高齢社会の中で、嚥下障害、脳卒中による失語症、難聴などが多くなりました。言語聴覚士はそれらの障害を持つ、お年寄りの回復に期待されています。
◆言語聴覚士の活動場所とその仕事
言語聴覚士の主な活動場所は、病院などの医療機関や、身体障害者の福祉施設や老人保健施設などの福祉機関、聾学校や養護学校などの教育機関と幅広く活躍しています。
言語聴覚士は音声や言語機能、聴覚の障害者が会話をしたり、聞くという機能を向上させるために、当人や家族と面談し、検査や指導、訓練を繰り返します。
そのようにして、障害者の方が自分自身の力でコミュニケーションを少しでもとれるようにサポートしているのです。
言語聴覚士は言語がうまく使えない人を相手にするので、一人一人をよく理解して接する必要があります。
コミュニケーションを回復することは、人間性を回復させることもあり、言語聴覚士は直接このような場で援助ができるので、たいへん働きがいのある仕事です。



